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観想的な掃除道具

《観想的な掃除道具》
インスタレーション
於|家,広島市現代術館,東京藝術大学,順天堂大学,相原アパート,橋杭岩
2016-
烏{2016年からメランカオリが継続的に制作している掃除道具と掃除される箇所や汚れの原因がカップリングされたものたち。例えば、箒と畳、ハタキとカーテン、モップとカーペットなどが一緒になったものや、ワインやウィスキーから作った洗浄液など。毛髪によく似た毛箒で毛髪を集めたり、埃のような毛建のワイパーで埃を叩く仕草は不思議だ。 掃除する道具とされる箇所との共感関係に注目すると、ひとつの自立したように見えるものは、常に何かが不足 したり、過剰となったりを繰り返しているように思えてくる。そのような存在の満ち欠けのことをひとつの寓話 として扱うことで掃除を不要なものを排除する行いとしてではなく、かつて同居していたあるいはこれから同居 していくようなもの同士がくっついたりはなれたりしているような、絶え間なく変化する共生のプロセスとしてとらえる。メランカオリはそれらの道具を用いて美術館、駅舎、海岸などを掃除してきた。

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